仕事をしていて日々感じること〜MSC〜
2025年に入り、早くも6月になりました。ジメジメ湿度の高い梅雨…、クセっ毛の私にとっては憂鬱な季節の始まりです。 こんにちは、メディカルサポートセンター、精神保健福祉士の柴原です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。 さて、このスタッフコラムの依頼を受け、人からどう思われるかを気にしすぎてしまう私は、「このまま忘れていたフリをしていたら、もしかしたら書かずに済むかもしれない」などと頭の中で悪あがきをしながら、「書きません」と断ることもできず、締め切りギリギリで書き進めています。
精神保健福祉士は相談援助職のひとつで、その人らしい生活を送るお手伝いをする仕事ですが、「役に立てた」と思えることはそうはありません。 布団に入り、「もう少しゆっくり話を聞けたらよかった…」「あんなふうに言ってしまったけれど、大丈夫かな…」「他のスタッフならもっと適切なアドバイスができただろうな…」などと、ひとり反省会をして、「あ~、この仕事向いてないな…」と凹みながら眠れない夜を過ごすこともあります。 それでも朝はやってくるので、トボトボと仕事に行きます。いろんな方とお話をして、たくさんの人生に触れます。そんな毎日の繰り返しです。 それでも私がこの仕事を続けているのはどうしてなんだろうと、いつも不思議に思っています。
どうしてなんだろう…。 冒頭で述べたように社交不安が強いので、人と関わる不安感や緊張感、責任感に飲まれ、そこから逃げたいと思うこともあります。 しかし、それと同じくらい、生き生きとしている自分がいることにも気付くのです。 いやいや、疲れ切った顔をよく見かけるよ、という方もいるかもしれません。確かに、業務に追われ、あれこれバタバタしている間に一日が終わっていた、ということも多々あります。
それでも皆さんとの関わりの中で、「一筋縄ではいかないからこそ、人間って、人生っておもしろいんだな」「やっぱり私は人間が好きなんだな」と感じている自分に気付くのです。 皆さんの生活のお手伝いをしながら、「私も私らしく生きていきたい」、そう思えるのです。 日々凹みながらも、私らしく、あなたらしい生活の実現のお手伝いができたらと願いながら、明日からも過ごしていきたいと思います。 まだまだ頼りないところもありますが、お気軽にお声掛けください。 これからもよろしくお願い致します。
メディカルサポートセンター 柴原祥恵