精神科訪問診療・往診、精神科訪問看護

 在宅医療(精神科訪問診療・往診、精神科訪問看護)を他医療機関や役所、地域と連携して行っております。当院の医師、スタッフ(精神保健福祉士、看護師)がご家庭や入居施設(有料老人ホーム、グループホーム等)を訪問致します。

 各種保険・生活保護・自立支援医療等、ご利用になれます。

 

訪問診療

●在宅・施設等で療養を行っている方で、疾病、傷病のために通院による療養が困難な方に対して、計画的な医学管理のもと定期的に訪問して診療を行う場合をいいます。

往診

●患家の求めに応じて患家に赴き診療を行う場合をいい、突発的な状態に対して行われます。

 (当院では、往診については訪問診療を導入している方を対象としております)

 

精神科訪問診療・往診

 精神症状の悪化、入院などの急性期治療からリハビリテーションに至るまでに、通院が困難となったり、自宅療養が困難となったりした場合に、在宅医療が関わることで、最良なリカバリーに移行できるようお手伝いができればと考えております。

 院長の青山が訪問診療・往診を行っています。また情報共有や連携はメディカルサポートセンター所属の精神保健福祉士が担っています。

 

訪問診療・往診が可能な方

●精神疾患・精神障害の症状によって外出できず、外来受診できない方。

 例えば、統合失調症の症状によって外出できない。うつ病で抑うつ症状が強く、外出できないなど。

●精神科治療が必要であるものの、身体自立できず外来受診出来ない方。

 例えば、加齢による日常生活の動作の低下によって外出ができない。産後うつ病で身体的な負担も大きく、精神的ケアも継続的に必要であるなど。

 

当院訪問の対象外

●精神疾患によらない不登校や引きこもりの方。

●本人に治療を受ける意思がなく拒否しており、治療契約を結べない方。

(ケースによっては在宅医療が必要な場合がありますので、遠慮なくお電話にてご相談ください)

※なお、現時点で治療を受ける意思が無い、あるいは乏しい場合、ご家族のみで来院して頂き、家族相談という形で今後どのような選択肢があるか等を相談することができます。その際にはご本人不在のため保険が適用できず、自費にて5,500円を頂いております。

 

訪問診療・往診 開始の流れ

まずは当院メディカルサポートセンターにご連絡をお願いします。お電話にて、ご年齢、ご住所、病名及び症状、既往歴、現在の状態、また訪問診療・往診がどうして必要か、その他日常生活動作等を伺います。

在宅医療が可能であれば、ご予約をお取りいたします。

初診あるいは家族相談当日は、医師の診察の前に、まずソーシャルワーカーがインテークをとり、基本情報、家族構成、生育歴、職歴、経過及び現症、治療歴、生活等について伺います。

インテークの情報に基づき、初診医がご本人あるいはご家族とお会いし、訪問診療・往診が妥当かなど判断し、治療契約を結びます。初診後に再度ソーシャルワーカーからお手続きさせていただきます。

合意出来た日時に初回の訪問診療・往診に伺い、その後は訪問診療の場合は原則隔週で伺います。

 

 

精神科訪問看護

 訪問診療を受けている方のほか、昼夜逆転している方、家で過ごす事が多く、社会とのつながりが薄い方、一人暮らしでこころに不安を抱えている方、悩みを相談したい方等、訪問看護を必要としている方を対象に当院スタッフ(精神保健福祉士、看護師)がご家庭や入居施設(有料老人ホーム、グループホーム等)を訪問し、お話を伺います。

 

訪問可能地域

 

当院から半径5キロ圏内
 (場所によって可能な場合がありますので、お電話にてご相談ください)
 
横浜市都筑区全域、青葉区・緑区・港北区の一部、及び川崎市宮前区・高津区の一部