仕事をして日々感じること

2024.04.01

 

 ソメイヨシノは開花したばかりで春らしい景色はまだ先ですが、先日の大嵐とここ数日の20度前後の気温などと春を超えた気候が続いていて、季節感を味わうには程遠い新年度となっていますね。まだまだ寒暖差が激しい日も続きますので、どうか皆さまお体を大切になさってください。

 

 昨年度は日吉心療所の移転や、リンクス診察室、セラピー室、スタッフルームの移転など環境変化があったのですが、ここのところはその環境に順応しつつある印象です。変化に順応できることは大切なようにも思いますが、順応という言葉は受け身的な意味合いが強く、当法人のWell-beingを目指すという能動性のためにも、その順応に満足せず常に変化をし続け適応的に成長していくことが必要です。小さいことでも構いません。各々が能動的に新しい何かを見つけることができ、それを皆に還元できれば、素敵が続いていくのかなという想いがあります。

 

さて今年度より各スタッフからのホームページコラムを再開いたします。テーマは「仕事をして日々感じること」としました。上記の新しい何かを見つけるヒントになればという想いもありますので、各役職から管理職一名ずつ隔月でお願いいたします。

 

今月のコラムは私が担当します。「仕事をしていて日々感じること」を考えるにあたり周囲を見渡した際に、診察室の場所が変わり、広くなった以上にかなり明るくなったことを改めて実感しました。私自身仕事中の姿勢は、抑揚はあまりなく淡々とこなしているように感じていて改善しないといけないなと思ってはいましたが、一日中明るくなったことで変化があったように思います。光を浴びることは、脳内のセロトニンの分泌が盛んになるから大事だという話は、あちこちでしていますし、朝は必ずカーテンを開けて一日を迎えることを意識していますが、今の診察室は明るい舞台の上で一日演じているというイメージがあり、舞台の上では抑揚をつけないと逆に違和感があるように感じています。さらに抑揚があっても以前と比べて疲労感がずいぶん軽減できているようにも思います。そんな私のセロトニンのおかげで生じたちょっとした変化が、クライアントにより良いものになっていれば良いのですが。これからもより良い仕事環境を目指していければと思います。皆さんのお知恵をお貸しください。

リンクスメンタルクリニック院長 青山 洋