当院リワークデイケアのご紹介

当院のリワークデイケアでは、産業医の資格を持つ精神科医や多職種スタッフがチームを組み、病気の回復、職場復帰の支援、再発予防・再休職予防の支援を行います。

グループで行うプログラムとしては、認知行動療法(CBT)を主軸とし、思考のクセや対人関係パターンなど休職に至った要因について振り返る機会を多く持つことで、復職しても再休職することなく働き続けられるよう支援を行っています。

個別支援としては、医師、精神保健福祉士による定期面談のほか、その方のニーズに合わせて臨床心理士、薬剤師、管理栄養士との面談などをご利用いただきます。

私たちは当院の理念である「Well-beingを目指すこと」を大切にし、復職することだけを目的とするのではなく、幸せな人生を歩んでいけるよう支援することを追求しています。

 

スタッフ保有資格

医師、精神保健福祉士、作業療法士、看護師、臨床心理士、管理栄養士

 

復職に向けた取り組み

  • 9時〜16時のプログラムに週5日間通所し、集団プログラム×個別支援×自分の取り組みを組み合わせていくことで、復職準備性を高めていきます。

■     集団プログラムは認知行動療法を主軸としています。

  • 認知行動療法は認知(物事の捉え方)に働きかけて気持ちを楽にする心理療法です。自動思考と呼ばれる考えやイメージを検証し、思考のバランスを取っていきます。
  • 認知行動療法は実証研究で、うつ病、不安障害(パニック障害、社交不安障害、PTSD、強迫性障害)、不眠症、摂食障害、統合失調症等多くの精神疾患に効果があることが分かっています。

 
■     主に個別の面談と皆さんの個人的な取り組みを通して、休職経緯、休職になった要因(個人・環境)、休職に至った悪循環、リワークプログラムに取り組んで変化・改善したこと、見直した今後の働き方、ストレスコーピングなどの再発防止策、などをまとめていきます。

 

リワークプログラムのステップアップ段階

当院ではこれらの取り組みをするにあたって、リワークデイケアを3ステップに分けています。

基本的にはプレリワークから参加していただき、リワークデイケアの雰囲気などを感じながら生活リズムを整えていきます。そして医師の診察や精神保健福祉士との面談の中で、参加者である皆さまと相談しながらベーシック、その後のアドバンスへのステップアップの時期を決めています。

リワークデイケアの通所スケジュール

現在、リワークデイケアは基本的に月曜日から金曜日に実施しています。

主治医への通院、家庭の事情などで月曜日から金曜日の参加が難しい方の場合には、土曜日の参加も可能となっていますので、ご相談ください。

 

月間スケジュール


※こちらからPDFファイル(2024年11月分)をダウンロードできます。